チカっと世界が一瞬白に染り、怒鳴り声のような雷鳴が

響き渡り地面が震えました。雷が御神木に落ちたのです。朝。

愛しい我が子の病はけろりと治り、私に笑いかけてくれました。

御神木の枝もまた、私に笑顔を向けていました。

呪物であり、縁起物であり、

愛玩物でもある、ひとに似せた、

ひとならざるモノをめぐる、虚実ない混ぜのフォークロア。


キャスト

有元はるか(カヨコの大発明)

池山ユラリ(彗星マジック) 

上杉逸平(メガネニカナウ)

こやち のぞむ(凡タム)

立花裕介 

谷野まりえ(theatre PEOPLE PURPLE)

中嶋久美子 

益田杏花(彗星マジック)

竜崎だいち(羊とドラコ)

米山真理(彗星マジック)

和田雄太郎 

スタッフ

作・演出・宣伝美術:勝山修平(彗星マジック)

音響:浅葉修(Chicks)

プロデューサー&照明:相内唯史(at will)

衣装:西出奈々(彗星マジック)

当日運営:片山知音(Booster)

配信協力:観劇三昧

企画・制作:彗星マジック

彗星マジック

「空想にリアルを」を劇作テーマに掲げ、空想に現実としての「痛み」「喜び」を持たせた世界を創造する。2013年、アインシュタインの生涯を虚実ないまぜに描いた「アルバート、はなして」が演劇配信サービス「観劇三昧」の第一弾タイトルに選出。2015年、印象派の画家たちとフランスの偽史を編み込んだ作品「ポストグラフ」を発表、のちに全国ツアー作品として再演。2016年、米山が出演し勝山が脚本演出を務めた作品「シロとクロ」が一人芝居フェス「INDEPENDENT:3SS」全国ツアーに参加。2018年、勝山が脚本演出を務めた一人芝居「プシュケ」が海外の芸術祭「台北フリンジフェスティバル2018」(佳作受賞)、「メルボルンフリンジフェスティバル2019」に参加し、さらに「INDEPENDENT:4SS」全国ツアーに選出。2019年、新作「詩と再生」が「CoRich舞台芸術アワード!2019」にて7803本中の20位を獲得。2020年8月、「アルバート、はなして」再演、初代2ndクロージングシリーズに参加し、「CoRich舞台芸術アワード!2020」にて5276本中の11位に選出。大阪を拠点に活動の幅を拡げ続けている。